小児の花粉症に処方されるザイザルシロップ

花粉症によるアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚炎などの治療に使用される医薬品にザイザルがあります。
ザイザルは眠気作用を抑えた改良薬として開発されており、市販薬はないために、使用においては病院で処方をしてもらう必要があります。
ザイザルは、錠剤は7歳以上から服用が可能となりますが、7歳未満の小児でも生後6ヶ月の赤ちゃんから使用することができるものとしてはザイザルシロップがあります。
シロップ状の薬医療機関によっては、医師の判断によって6ヵ月未満の赤ちゃんに処方されるケースもあり、甘い味を持つ無色透明の液体になっています。
ザイザルシロップには、成人、小児ともに、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、皮膚そう痒症に対しての効能効果があります。
ヒスタミンというアレルギーを引き起こす物質に対して、ザイザルシロップが体内のヒスタミン受容体に結合することで効果を発揮し、鼻水などの鼻炎症状や皮膚疾患などの症状を和らげることができます。
ザイザルシロップの効果は70%以上とされており、実際の患者に対しての臨床試験では、アレルギー性鼻炎では75%、皮膚疾患では73%という結果が得られています。
臨床試験は国内の6施設において、生後6ヶ月以上2歳未満のアレルギー性鼻炎もしくは皮膚疾患に伴うそう痒を有する小児を対象として約2週間に渡って投与が行われおり、ここでは、高い効果が確認されています
ザイザルシロップは、風邪による鼻炎症状や咳にも効果が期待できるとされています。
理由の1つに鼻水やくしゃみといった風邪の症状に処方される抗ヒスタミン薬と同じ系統になっていることがあり、厳密な製品記載なないものの、実際に処方されるケースも多くあります。
ザイザルシロップでは効果が出るまでの時間や持続する時間に関して、目安としては効果発現時間が約1時間後、効果が最大になるのが6~8時間後、持続時間に関しては32時間以上となっています。
一度服用をすることで継続的な効果が期待でき、小児の身体への負担も少なくすることができます。

赤ちゃんにも服用させることができる

ザイザルシロップは甘い味がついているために、赤ちゃんや小さい子供でも比較的飲みやすい薬になっています。苦みなどはなく、甘すぎず、すっきりとした飲みやすい味が付けられています。
ザイザルシロップの服用においては年齢別の用法・容量が定められており、ここでは、7歳以上15歳未満では1回5mlで朝と寝る前の2回、1歳以上7歳未満では1回2.5mlで朝と寝る前の2回、6ヵ月以上1歳未満の場合には1回2.5mlを1日に1回となっています。
ただ、湿疹がひどい場合などでは6ヵ月未満でも処方されるケースもあり、小児科医の判断によって選択が行われています。
注意が必要なのは2.5mlの使用があり、実際、2.5mlは測りにくいために、薬局によっては薬剤成分のないシロップや水で薄めて3ml等にして調節しているケースがあります。
そのために、必ず、1回に指示された用量となっているのか確認をした上で使用する必要があります。
ザイザルシロップを赤ちゃんに飲ませる場合には、スプーンやスポイトを利用することで上手に行うことができます。
ただ、抱っこした状態などではスプーンよりはスポイトの方が飲ませやすく、この場合、スポイトで舌と内ほほの間に数回分けて入れてあげることで上手く飲んでくれます。
ザイザルシロップは甘いために、赤ちゃんによっては嫌がる場合もあります。その場合にはジュースやお茶、ヨーグルトなどに混ぜることで飲ませることができ、混ぜることで効果が低下したり、逆に飲みにくい味になることはないために安心して混ぜることができます。
メーカーでは、リンゴジュース、オレンジジュース、グレープジュース、プッチンプリン、ヨーグルト、麦茶などで実験されており、どの方法でも利用することができます。
また、保管に関しては、原液では室温で遮光すれば問題はなく、仮に混ぜて残った場合には冷蔵庫による保管が適しています。