ザイザルの副作用でアナフィラキシーショックに?

ザイザルは注射しなくても良い錠剤の抗ヒスタミン薬として利用されており、アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚炎といったアレルギー性の症状に効果を発揮します。
このザイザルの副作用で最も知られているのが眠気、傾眠といった眠りに関するものです。しかし眠気以外にも幾つかの副作用が知られています。
ザイザル自体が副作用の少ない抗アレルギー薬として知られていますが、非常に稀な副作用としてアナフィラキシーショックが起こる可能性があります。
意識を失った人のイメージアナフィラキシーショックと言うとハチに刺されたときなどの症状だと思われるかもしれませんが、ザイザルのような強力な抗アレルギー薬を使用した際にアレルギー反応が起こることがわかっています。
ザイザルによるアナフィラキシーショックの症状として顔面蒼白、脱力感、蕁麻疹などの軽度なものから器官収縮する呼吸困難、血圧低下、意識消失など重篤な症状まで幅広くなっています。
アナフィラキシーショックは、急激に症状が悪化するのでアドレナリン投与などが必要になりますが、最悪の場合は死亡することもあるため注意しなければならない副作用と言えるでしょう。
またこの他の副作用としてふらつきや目眩などの意識障害があります。
歩いているときに急に平衡感覚を失うためまっすぐ歩けなくなったり、目が回るようなくらくらとした感覚に襲われる目眩を感じることがあります。
また集中力の低下もザイザルの副作用の一つです。
仕事に集中できずミスを犯してしまったり、集中力の持続ができないため業務効率が下がったり、今までは普通にできていたことに時間がかかるなどの症状が現れます。
口渇も典型的な副作用です。
まるで数日間砂漠をさまよったかのように強烈にのどが渇いてしまい水分が欲しくなります。水分を摂取する頻度が上がるため多尿症などを伴うことも珍しくありません。
この他の副作用として胸のあたりがムカムカする嘔気、頭部が痛くなる頭痛などが報告されています。
ふらつきなどの意識障害や集中力の低下といった副作用は、器官収縮する呼吸困難など死に至る可能性もあるアナフィラキシーショックと比較すると軽度であり、ザイザルを服用する方が経験することも多いですが、日常生活に影響をあたえるようであれば医師へ相談してください。
▼副作用についても詳しく載っているサイト
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副作用で肝臓や腎臓にも影響を与えることもある

ザイザルを服用する際の注意点が、肝臓や腎臓への影響です。
ザイザルは、注射しなくてもよい錠剤型のアレルギー症状を緩和する抗アレルギー剤だと説明しましたが、この抗アレルギー剤には、アレルギーの原因となるヒスタミンやロイコトリエンなどの物質が脂肪細胞から放出するのを防ぎ、ヒスタミンH1やアドレナリン、ドパミンなど他の受容体と結合させないという作用機序があります。
しかしザイザルを長期的に服用することで腎機能や肝機能に負担を与えてしまいます。
あらゆる薬剤に共通しますが、服用することで体内の化学工場と言われる肝臓で有効成分が分解され、腎臓を経由して体外へ排出されます。
ザイザルの有効成分セチリジンR体は、少量でありながらアレルギーに対する強い抑制力を持ちますが、その効果が高いため肝臓や腎臓に対する負担も大きくなり、長期的に服用すると腎臓や肝臓の負担が増していきます。
特に何らかの理由で肝臓や腎臓に持病を持つ方が、長期間続けてザイザルを服用すると肝臓機能障害や腎機能障害などを招くリスクが上昇します。
そのため腎臓や肝臓に持病を持つ方がザイザルを長期間服用する際には、主治医の指示のもとで定期的な肝機能や腎機能検査を受け、肝臓や腎臓の働きをチェックすることが大切です。
すでに人工透析を受けている方がアレルギーを患っている場合、ザイザルを服用するのは難しくなっています。
人工透析は腎機能の働きが低下し、体内の老廃物を体外に排出できないことで体内が酸性に傾くため、人工透析によって老廃物を体外に排出するのが一般的です。
このような腎機能の働きが極めて弱い方や肝炎の方、肝臓機能が弱い方などがザイザルの服用を検討する際は必ず医師と相談してください。